全羅南道(康津郡 )

「康津青磁祭り(カンジン・チョンジャ・チュッチェ)」が開催される康津は、10世紀から14世紀まで青磁が盛んに作られていたところです。現在は16の窯が残っており、陶磁器の制作過程を見たり陶磁器を作ったりすることができます。 関連ページ:過去、現代、未来が調和する康津青磁祭り康津青磁博物館 


全羅南道(珍島郡 )

珍島のほぼ中心部にある尖察山(チョムチャルサン、標高485m)を北にして、両脇に渓谷が流れる場所に位置している双渓寺(サンゲサ)は、857年に道詵(ドソン)国史によって創建され、その後1648年に義雄の手によって再建されました。こじんまりした山寺で、樹齢100年を越す朝鮮時代のビャクシンの木をはじめとし、桜の木、柿の木のような大きな木々の間に、平たい石を敷き歩道を作った庭園が印象的です。 寺の裏手にある渓谷に沿って10分ほど上ると、天然記念物第107号に指定された50余数種の常緑樹林3,700坪が広がっています。寺の南方には、朝鮮時代末期に有名だった画家、許維先生が生活していた雲林山房が隣接しています。


全羅南道(宝城郡 )

祭りが開かれる宝城は昔から韓国一のお茶の生産地で、お茶産業の発祥地としても有名です。祭りは茶畑を中心に開かれ、茶摘み体験やお茶を用いた料理の試食会など様々な体験イベントがあります。この他にも、お茶の展示販売、公演なども行なわれ、祭り期間中は多くの観光客が訪れます。


全羅南道(珍島郡 )

尖察山(チョムチャルサン、485m)の麓、双渓寺の南に位置している全羅南道記念物第51号の雲林山房(ウルリムサンバン)は、朝鮮後期の有名な画家、許維(1809-1892)が1856年に学者であり書画家だった師匠の金正喜(1786-1856)がこの世を去った後、帰郷して晩年をすごした場所です。 雲林山房という名前は、尖察山に連なる峰の中の深い山間に、早朝と夕方に立ち込める霧が、まるで雲の林のように見えることから付けられました。許維の「夢宴録」によると、この地には様々な花木が根を下ろしていたという記録が残っています。後裔たちが珍島を去った後、長い間放置されていたところを1982年に孫の許楗(1907-1987)の手によって現在の姿に復元されました。 尖察山をまるで屏風のように背景に美しく映し出している、逆コの字形の瓦屋根で作られた雲林山房は、画室とその他の部屋から成っています。後方には木造の草家で造られた生活空間があり、右手には小痴記念館が建てられています。記念館の内部には、許氏一族の画家による作品が多数展示されています。また、敷地の中心部には白いスイレンが一面に咲く四角形に形作られた池があり、真ん中には天然石を積み上げて作られた直径6メートルの丸い島があります。この島には許維が植えたと伝えられている、さるすべりの木が趣深く立っています。 *雲林山房は韓国映画「スキャンダル」の中で、3人の主人公が舟遊びをする場面が撮影された場所です。


全羅南道(麗水市 )

麗水といえば梧桐島、梧桐島といえば椿の花を連想するくらい椿の花が有名な島です。また、閑麗海上国立公園の起点であり終点でもあります。麗水の中心街から車で10分程のところにある梧桐島入口の駐車場に車を停め、再び768メートルの防波堤道を15分程歩くと梧桐島に到着します。チケット売り場と梧桐島の間には椿列車が運行しています。面積125,620.4m²の島の中には椿の木や川竹など200種余りの常緑樹が空を覆うように生い茂っています。また、16,529m²の芝広場の中には70種余りの野生花が植えられた花壇や記念植樹の銅像などがあり、子供たちの自然学習の場としても利用できます。島全体を覆っている3000株余りの椿の木は10月から花が咲き始め、真冬でも赤い花が見られます。そして2月中旬ごろには約30%が開花し、3月中旬頃にはピークを迎えます。島全体に蜘蛛の巣のようにはりめぐらされている探訪路は恋人達のデートコースとしても人気が高く、総合商店街では南海で獲れたばかりの新鮮な刺身が味わえます。梧桐島入口から島の中に入ってゆく交通手段としては椿列車や遊覧船、モーターボートなどがあります。遊覧船やモーターボートは梧桐島入口の船着場から出発し、梧桐一帯の海岸の美しい風景や岩、洞窟などが観賞できます。また、突山大橋や向日庵を通る遊覧船もあります。


全羅南道(康津郡 )

高麗青磁博物館は、康津高麗青磁窯址(国家史跡第68号)や高麗青磁を文化遺産として体系的に保存・継承するため、1997年に開館されました。さまざまな展示や教育プログラムを展開し、高麗青磁研究のメッカとしての役割を担っています。また、2015年には高麗青磁の色、形態、模様をモチーフにデザインされた展示スペースと現代デジタル技術の融合を試みた「高麗青磁デジタル博物館」が開館し、高麗青磁がより身近に感じられるよう工夫されています。


全羅南道(順天市 )

「地球の庭園、順天湾(Garden of the Earth)」というテーマのもと、2013年4月20日から10月20日までの6ヶ月間にわたり開催される「2013順天湾国際庭園博覧会」は、全羅南道にある順天湾で開催される国際規模のイベントです。 順天湾は、ラムサール条約にも登録されている世界5大沿岸湿地で、韓国の写真作家たちが選ぶ10大夕陽観賞スポットのうちのひとつでもあります。


全羅南道(潭陽郡 )

潭陽(タミャン)リゾート温泉(オンチョン)は1,260個ものロッカーを備えています。男女共に様々な浴槽や露天風呂、チムジルバン、エステ、マッサージ室もあります。. こちらの温泉に含まれている成分は日ごろの疲れを癒してくれることで知られており、ストレスを解消、関節炎、美容にも非常に効果的です。


全羅南道(麗水市 )

向日庵(ヒャンイラム 文化財資料 第40号)は4大観音祈祷所の一つで、644年百済の義慈王4年に新羅の元暁大師が創建し円通庵(ウォントンアム)と名づけたのがはじまりです。その後、高麗時代の光宗9年(958年)にユンピル大師が金鰲庵(クモアム)、朝鮮時代の粛宗41年(1715年)にインムク大師が向日庵と改称しました。大雄殿、三聖閣、観音殿、龍王殿、鐘閣、海水観音像を復元・新築し、寺院としての基本的な施設を備えていましたが、2009年12月20日の火災により大雄殿、宗務所(霊亀庵)、鐘閣が消失してしまいました。しかし、消失したこれらも2012年5月6日に復元されました。向日庵への山道はやや険しく、中間地点にある券売所を通り過ぎると階段と平坦な道をぐるぐる回りながら上へと登っていく道が続いています。 また寺の付近では、家ほどの大きさの2つの岩によりできた石の門を通過することになりますが、ここは他の寺でいうところの不二門にあたります。南海の水平線に見える日の出が大変すばらしいことから向日庵と呼ばれていますが、周囲の岩の形が亀の甲羅のように見えることから霊亀岩とも呼ばれています。


全羅南道(谷城郡 )

全羅南道谷城にある蟾津江汽車マウルは、1960年代に運行していた蒸気機関車を直に体験できる異色観光地です。運行時間は約1時間程度(約10キロ)で、乗車券はインターネットまたは現場で購入できます。また、このマウルでは自転車で鉄道の上をはしる一風代わった体験のできるレールバイクも観光客に大変人気があります。レールバイクに乗り、汽車マウルの風景を満喫することができます。* 運行区間 (往復運行)1) 蒸気機関車  蟾津江汽車マウル(旧 谷城駅)~柯亭駅(ペンション、レストラン入口)  運行本数:平日3本、土日・祝祭日 5本(ただし冬季は3本)2) レールバイク  鉄道公園内楕円形線路(9:00~18:00、冬季~17:00運行)