「世宗大王記念館(セジョンデワン・キニョムグァン)」は、朝鮮第4代王の世宗の成徳と偉業を追慕し、これを長く保存するために世宗大王記念事業会により1970年11月に竣工、1973年10月に開館した記念館です。地下1階、地上2階建ての現代式の建物に展示室、講堂、研究室、資料準備室などが備えられており、展示館はハングル室、科学室、国楽室、一代記室、屋外展示から成っています。ハングル室には、世宗在位期間に出版された図書類が、科学室には朝鮮時代の科学に関する資料が展示されています。国楽室には各種国楽の楽器類が、一代記室には世宗大王の肖像画と、金学洙が数年間に渡って描いた「世宗大王一代記絵」が展示されており、世宗の知徳を見ることができます。屋外には世宗大王神導碑(ソウル特別市有形文化財42-1号)と旧英陵石物(ソウル特別市有形文化財42号)、水標(宝物838号)などが展示されています。