2017貞洞(チョンドン)劇場-慶州(キョンジュ)世界文化エキスポ共同企画公演『バーシーラ』
- 貞洞劇場慶州ブランド公演改訂版『SILLA バーシーラ』 千年の歴史に秘められた新羅(シンラ)王国の知られざる物語 慶州でしか見られない壮大なパフォーマンス -
さらにグレードアップして再演!2016年貞洞(チョンドン)劇場慶州(キョンジュ)ブランド公演『SILLA バーシーラ』 慶州でしか見られない壮大なパフォーマンス
(財)貞洞劇場(劇場長 ソン・サンウォン)はさる3月23日、慶州公演ブランド「SILLA」の改訂版として『バーシーラ』を慶州世界文化エキスポ文化センター公演場で上演した。2015年に初演が行われた『バーシーラ』は、歴史コンテンツを舞台芸術によって伝えるべく、ペルシアの大叙事詩『クシュナメ(Kush Nama)』(王書)をもとに制作された。ぐいぐい引き込まれる物語で、黄金の帝国ペルシアと金の国・新羅(シンラ)の華やかな文化交流を新しい舞台技法と演出で表現したと評され、観客から絶賛された。2016年にはさらにグレードアップして舞踊が一層深みを増し、映像表現技術の精巧さと劇音楽の叙事性を強化することでますますドラマチックな舞台に仕上がった。
2011年から地域の文化・観光を活性化する事業に力を注いできた貞洞劇場は、伝統公演事業の本格的な 定着に向けて慶州公演ブランド「SILLA」を立ち上げた。地域で完成度の高い伝統創作公演を披露し、文 化・観光市場に慶州地域の歴史性と文化を紹介する未来志向の公演観光コンテンツを提示したところ、 2015年に累計観客動員数20万人を突破し、慶州を代表する看板公演となった。
2016年の改訂は、さらに補強して洗練された舞台表現と芸術性を盛り込んだシーンの演出によって「作 品性が高まり見どころがさらに充実した公演」に仕上げ、地域常設公演の差別化を図るものである。ス トーリー性が感じられて芸術的に深みのある振付、新羅とペルシアの華やかな文化を伝える舞台衣装と 小道具、現実と仮想を行き来する映像と照明、物語を伝える音楽の叙事性にいたるまで、華やかで深み を増した要素が調和してグレードアップした公演が繰り広げられる。
1,500年前の謎を秘めた新羅(シンラ)の別の名前、バーシーラ
アラブの侵攻を受けて避難したペルシアの王子アビティン(Abtin)。あてのない長い航海に出たが、ある日嵐に遭って船は沈没し、海に飲み込まれた。
意識を取り戻したときには美しい国バーシーラに漂着していた。
そこで出会ったプララン(Frarang)と恋に落ちるが、彼女を残して祖国に戻らねばならなかった。
アビティンはペルシアを救って王位についた。祝宴を開いていたところにジャハク(Zahhak)と手下の猫が攻め入り、アビティンは命を落とした。プラランと息子のペリドゥン(Faridun)はアビティンの仇を討つためにペルシアへ向かい、ジャハクを倒した。一方、その間に新羅は別の悪の勢力「クシュ(Kush)」の侵略を受けていた。