慶尚北道(清道郡 )

清道は全国有数の柿の生産地であり、国内で唯一種のない柿を栽培できる地域として有名です。2015年の淸道盤柿祭りは10月15日(木)から18日(日)までの4日間、淸道野外公演会場をメイン会場に「柿の光で熟していく青島の粋と味」というデーマで開催されます。祝祭期間中はキャラクターパレード、マジック、ジャグリング公演や「盤柿マニアがギネス挑戦」が行われたり、柿水染物、淸道盤柿料理展など様々な見どころと体験行事が開かれます。また、無料試食と淸道盤柿マーケットも常時運営されます。


京畿道(南楊州市) , 南楊州

朝鮮を代表する実学者である南楊州出身の茶山・丁若鏞先生の実事に基づいて真理を探究し民を思う精神と伝統文化を受け継ごうと1986年にはじめられたお祭りで、毎年茶山遺跡および茶山生態公園で開かれています。


全羅南道(順天市 )

全羅線と慶全線が交差し南海高速道路と湖南高速道路が通る交通の重要地域で、交通の便が良く楽安邑城民俗村から約2kmのところに位置しています。楽安邑城や周りの景観も美しく一休みするのに最適であるだけでなく、近くに松廣寺や仙巖寺など伝統古寺と西山の夕焼けを同時に楽しめる住岩湖、上沙湖があったり数千もの葦が美しい海辺、そして楽安邑城民俗村で行われる文化祭りなど、観光名所も多く一年を通して楽しめる休養地です。楽安民俗自然休養林は順天~楽安間の地方道沿いに位置した、小規模ながらも落ち着いた一般家庭の庭園のような雰囲気が漂う国立自然休養林で理想的な地理的条件を満たしており、左右には金錢山(667.9m)、五峰山(591m)という2つの大きな山に囲まれ、雨がたくさん降った日には金錢山の麓にある休養林の隠れた秘境であるチョニョの滝が絶壁の間を力強く流れる光景が美しい景観をつくります。また、順天地域の民族祭である楽安民俗文化祭り(4月末~5月初め)と南道飲食祭(10月)が休養林に近い楽安邑城民俗村で毎年開かれ、近隣の麗水市ではチンダルレ祭りや亀船祭りが4月から5月の間に、そして寶城郡では茶香祭や日林山ツツジ祭りが5月にそれぞれ開かれます。休養林内にある森の中の家(40,000ウォン~70,000ウォン)、休養館(32,000ウォン~85,000ウォン)、野営デッキ(4,000ウォン)などの利用をご希望の方は、前月1日に先着予約となっています。+82-61-754-4400 (韓国語)


慶尚北道(尚州市 )

洛東江 擎天台擎天台(ギョンチョンデ)は、岩の絶壁と古い松の木が絶景を織り成しているところで、「天が自ら舞い降りてきた場所」という意味を込めて「自天台」とも呼ばれていたほどです。しかし、朝鮮時代の学者である蔡得沂が「大明天地 崇禎日月」という文字を刻んで以来、現在の擎天台と呼ばれるようになりました。蔡得沂がこの地に建てた亭子(あずまや)である舞雩亭が岩の絶壁の上に建っています。擎天台内には、展望台や人工滝、擎天台子どもランド、キャンプ場などがあります。擎天台の入口から坂を越えて洛東江の川沿いに出ると、その道沿いに食堂や売店が並んでいます。何よりも擎天台の絶壁の上から見下ろす洛東江の風景が壮観です。擎天台にまつわる逸話 擎天台は、祈雨祭を行う場所としても利用されたと言われており、朝鮮時代の将軍 鄭起龍はこの地で空から舞い降りてくる龍馬を得たという伝説もあります。鄭起龍が岩を砕いて馬の飼い葉桶として使ったとされる遺物も残されています。尚州はソンビ(昔の学者)たちの会合場所であったことでも知られており、彼らもよく擎天台を訪れたと言われています。擎天台にある展望台からは遠くに主屹山(1106メートル)と鶴駕山、洛東江と白華山などを眺めることができます。展望台へと上がって行く登山路は松の森道となっており、山林浴を楽しむのにもぴったりです。また、周辺には慶尚北道記念物第25号に指定されている伝沙伐王陵と伝古寧伽倻王陵(慶尚北道記念物第26号)、忠義祠など文化財も多くあります。


京畿道(楊平郡)

楊坪ワカサギ祭りは釣りだけでなく韓国伝統の冬の遊びや肉まん作りなどのような体験イベントが盛りだくさんです。家族、恋人、友達だれと来ても楽しめるお祭りです。お祭りの入場券購入は現地またはインターネットで購入可能です。


忠清北道(清州市 )

 文義文化財団地は大清湖を見下ろす、美しいところに位置していて家族単位での観光客が多く訪れる場所です。ここは、忠清北道清原郡が消え去っていく固有の伝統文化を再現し先祖たちの生き方と魂をたたえ学ぶためにつくられた歴史教育の場であり文化芸術の空間です。 総4万坪余りの大地の上に忠清北道有形文化財 第49号である文山館と両班家屋、文化遺物展示館をはじめとし、総10棟の古い建物がこぢんまりと集まって昔の先祖たちが生活していた村の姿を見ることができるだけでなく、先史時代の墓石である支石墓(コインドル)、多産と繁殖を象徴する祈子石、ジャンスン(村やお寺の入口などに道しるべとして立てられた人の頭の形をした柱)、ひき臼など昔の生活をのぞくことができる民族資料が収集されています。 文化財団地が誇る遺物展示館では、瓦をテーマに、現在は新羅、百済瓦當など時代別・種類別に全部で774点、また清原郡の遺物を展示しています。展示館の前の庭園には高麗時代に築造されたと考えられる文山里石橋を復元しました。 団地内の広い駐車場には道内で初めての自動車専用劇場があり、文義映画村とも呼ばれています。この他にも周辺を囲んでいる人工の滝や壤城山(ヤンソンサン)、鵲頭山(チャットゥサン)、大清湖、鷺山松林、東華寺(トンファサ)などの観光地があります。


慶尚南道(昌寧郡 )

牛浦沼(ウポヌプ)生態館では、鳥類、魚類、哺乳類、両生類、爬虫類などの湿地野生動物の記録を保存・研究し、展示しています。また、人間も動物の一部であるという事実や自然との暮らし方も学ぶことができます。生態環境をより理解するために牛浦沼の理解、牛浦沼の四季、牛浦沼の家族、生態環境の理解などの展示室があり、各展示室には立体模型や映像、体験プログラムなども多彩です。牛浦沼生態館を観覧したら牛浦池周辺をめぐってみるのもお勧めです。


忠清南道(保寧市 )

烏棲山(オソサン)は、保寧を代表する山で韓国西海沿岸の山の中では一番高い山です(790.7m)。保寧市、洪城郡、青陽郡の3つの市と郡にまたがり、生い茂った森と深く澄んだ水がきれいな天然の美しさを維持している山です。頂上からは水彩画のように広がるススキの波に西海に見える水平線、そして西海に沈む夕日を眺めることができ、この景色を一目見ようと毎年登山客が絶えません。それだけでなく南には聖住山、北に伽耶山、東に七甲山と鶏龍山が見え、陸・海・空の風景が楽しめる、韓国で数少ない珍しい山として評価されています。鳥棲山はまた、うねるような稜線と緩やかに広がる頂上部など名山の条件を満たしていて登山好きだけでなく一般の人にも人気の高い山です。周辺には伝統寺刹に指定されている内院寺、淨厳寺などの古寺や百済復興軍を率いた百済武王の甥である福信が住んでいた福信窟があります。


全羅南道(霊光郡 )

仏甲山(516m)のふもとにある仏甲寺は百済枕流王(384年)の時代、インドの僧マラナンタ尊者が百済に仏教を伝え、最初に建てた仏法道場という点を反映し、寺の名前を仏陀の仏、最初という意味の甲から仏甲寺と呼ぶようになったといいます。そして霊光の「法聖浦」という地名も聖人が法を持ち込んだ浦であるとし「阿無浦」から「芙蓉浦」という名前に変わったと言います。自然の石階段を登り、最初に目に入る天王門の中には、木造の四天王像が祀られています。これは道詵国師が創建した全羅北道興徳の烟起寺にあった朝鮮中期の作品ですが、高宗7年に雪竇先師が仏甲寺を修復し廃寺となった烟起寺から移されたと伝えられています。仏甲寺境内に入ると、まず目に入るのが一注門の周囲の暖帯常緑樹林ですが、空が見えないほど生い茂り天然林を形成しています。仏甲寺のさまざまな文化財の中で最も目立っているのが、仏甲寺大雄殿(宝物第830号)で、丹青を塗られていないためより古風な趣を醸し出しています。特に大雄殿の軒の彫刻と蓮の花の模様が美しく彫刻されており、これに合わせた大雄殿の桟などからは先人たちの丹精こもった技が感じられます。大雄殿は正面3間、側面3間の八作屋根の建物であり、正面と側面、及び中央の間の片門が蓮華文、菊花文、宝相華文で飾られています。左右の間には細かい斜め格子模様で処理されており、華やかな雰囲気が表されています。寺の中には、万歳楼、冥府殿、日光堂、捌相殿、七星閣、香炉殿そして寮舎があり、寺の外の小道に沿って少し登っていくと、天然記念物第112号に指定されているシロダモの木があります。シロダモはクスノキ科に属する常緑広葉樹で、10月や11月に雄花と雌花がそれぞれ違う株に咲き、翌年10月頃に実が赤く熟し、花と実を楽しむことができます。仏甲寺は紅葉も美しいです。仏甲寺の前の小道に沿って少し登っていくところにある仏甲寺貯水池前では、谷と山の傾斜を五色に彩る紅葉が望め、秋の仏甲寺の見どころとなっています。貯水池の上の平坦な小道に沿ってつづく椿谷の紅葉も美しいポイントです。井邑の内蔵山や潭陽の秋月山の紅葉ほど華麗とは言えませんが、落ち着いた趣のある道はさまざまな考えを思いめぐらせながらの散歩コースとして最適です。平たい石からなる頂上に立つと、全面が開けた展望を満喫することができます。近くには霊光、咸平、羅州の平野地帯があり、その中に大小さまざまに集まった村の様子は大変趣深い光景です。遠くには東側の高昌の方丈山とその後ろにはかすかに井邑の笠巖山、西側には山越しに七山海の小さな島々、そして東南側には光州の無等山の雄大な姿、また咸平野越しにそびえる霊厳の月出山などが全て望めます。仏甲山と仏甲寺がある渓谷は周辺の他の山々とは違い、比較的谷が深く、雄大な山となっています。山に登ってみると、仏甲寺を蓮の花のように囲んだ山が、まるで内陸にある深い山奥を連想させるほど、印象的であり、紅葉の季節でなくとも一度は訪れる価値があります。*仏甲寺シロダモ自生地天然記念物第112号。シロダモは常緑広葉樹で、新羅の法興王時代に擎雲僧とインドの姫ジンヒスとの切ない愛の伝説にも描かれています。仏甲寺が北の生息限界線であり、木の質が堅く、家具材として使われており、楕円形の実は連珠に使われています。*仏甲寺彼岸花自生地ヒガンバナ科に属する彼岸花は曼珠沙華とも呼ばれています。仏甲寺地域は高昌の禅運寺、咸平の龍泉寺などとともに全国最大級の群生地で秋夕の頃の開花期には咲き乱れる彼岸花により、辺り一面が真っ赤に染まります。