南宗画を代表する毅斎 許百鍊画伯(1891-1977)の三愛思想と画業を称えるため、毅斎文化財団が建てた美術館で2001年11月17日にオープンしました。毅斎美術館は、地上2階、地下1階建てで、常設展示室と企画展示室、収蔵室、セミナー室、茶道室などがあります。「風景と建築」をテーマに設計・施工された毅斎美術館は、打ち放しコンクリート技法や、傾いた道をコンセプトにした空間作りなど建築作品としての特色ある要素も注目されており、2001年第10回韓国建築文化大賞を受賞しました。2001年11月17日のオープン以来これまで、「毅斎-愛天、愛土、愛人」、「茶香の中の生と芸術」、「阮堂と阮堂の風―金正喜とその友人たち」展などが開催されました。また、2002年光州ビエンナーレプロジェクト2国際シンポジウム「ここが私たちの居場所なのか?」、沈寿官の「陶磁器人生」や阮堂金正喜に関するセミナーが開催されました。現在は、毅斎 許百鍊画伯の作品や写真が常設展示されています。