慶尚南道(陜川郡 )

月の庭園は、現代式の施設を取り入れた韓屋宿泊施設です。庭が見える、昔ながらの素朴な美しさが特徴の垣根がまず目に飛び込んできます。中に入ると、様々な花木や広々とした芝生の庭が旅人の心を躍らせます。粋な韓屋の縁側と柱、瓦は、手入れしたように艶やかです。建物の裏手には、伽倻山が頂上まで見えます。月の庭園には、計10室の客室があります。別室とも呼ばれるデラックスタイプの部屋は2室あり、スタンダードタイプよりやや広く、小さな流し台があります。調理はできませんが、軽く飲食した後の後片付けにはちょうどいい大きさです。シングルベッドの客室は1名様用で、一人旅のお客様やオンドルでの生活に慣れていない外国の方におすすめです。海印寺の市街バス停留所まで徒歩3分と、アクセスも抜群です。ただし、月の庭園は海印寺へ向かう参道にあるため、宿泊料金の他に、海印寺の入場料と駐車料金が必要です。宿泊の翌朝に海印寺を散策したり、梅花山の南山第一峰など近くに山登りに出かけたりするのも楽しみ方のひとつです。


仁川(江華郡)

「ナムチダンの韓屋物語」は、江華島・摩尼山のふもとの端に位置するひっそりとした伝統韓屋ペンションです。「ナムチダン」とは女将の宅呼で、「みどりの山の機運を集める家」という意味があります。韓屋の裏庭は摩尼山の機運が宿る山裾に囲まれ、前方には永宗島を望む100万坪の野原が広がっています。 オーナー自らが、江原道から松を調達して釘を一本も使わずに伝統の木造建築手法で枠組みを造り、黄土のレンガで壁体を積み上げ、原州の韓紙で仕上げてこの家を完成させました。15年が経った今でも、ほのかに樹木の香りが韓屋のいたるところから漂っています。 ナムチダンの韓屋物語は、マリウル・ボンチェとアリウル・サランチェの2棟で構成されており、キッチンとバスルームが付いた5室の客室があります。きいと音を出す木製の扉を開けて中に入ると、垂木がむき出しになっている天井に「上梁文」と呼ばれる建築履歴を記した文章が刻まれた大梁が見え、韓紙に薄綿布を貼り重ねた窓からは、ほのかに日差しが差し込んできます。韓紙で包まれた照明のやさしい光と木綿製の寝具が、心地よい寝床を作ってくれます。夜になると庭に置かれた石灯に灯が入り、さらに趣があります。 マリウル・ボンチェの居間には、「ヘウォン」という茶室があります。窓越しの広い野原を背景に、静かにお茶が楽しめるスペースです。オークの薪で温める黄土のオンドルが付いているアリウル・サランチェでは、焼き芋を焼いていただくこともできます。他にも染物やおこし作りが体験でき、客室予約の際に電話でお問い合わせできます。体験費用は1人1万ウォンです。 江華島の有名観光スポットである東幕海水浴場、伝灯寺、摩尼山、涵虚洞天渓谷が車で5~10分の距離にあります。


釜山広域市(釜山鎮区)

ソラリア西鉄ホテルは、日本の西日本鉄道が運営するホテルで、韓国にはソウル・釜山支店があります。ソラリア西鉄ホテル・釜山は釜山の中心地である西面に位置しているため、多彩なグルメとエンターテインメント、ショッピングを楽しむことができます。釜山全域へのアクセスも容易であるため、観光や出張のお客様に最適のロケーションといえます。地下2階、地上15階建ての建物に、全203室の客室を保有しています。全客室に、高級ホテルに肩を並べるほどのあらゆるサービス施設を完備しています。客室ごとに違いはありますが、ビデ・加湿器・セーフティーボックス・ワインセラーとカプセル式コーヒーメーカーなどが用意されています。また、障がい者や高齢者のお客様のために手すりを取り付け、敷居を低くするなどしたバリアフリー客室のユニバーサルダブルルームがあります。ホテルの付帯施設としてサウナとフィットネスがあり、出張や観光の疲れを取るのに最適です。1名様15,000ウォンでご利用できる朝食は、韓食・和食・洋食のバイキングとなっています。朝食専用食堂の隣には、ブランドカフェもあります。ロビーは3階で、宿泊客なら誰でも気軽にご利用できます。パソコンとプリンターがあるビジネスセンターも運営されています。全客室禁煙で、3階に別途の喫煙スペースがあります。


江原道(東海市)

江原道東海市の海岸のすぐ近くにある東海韓屋トンアン斎は、2018年6月にオープンしました。モダンな施設を取り入れた伝統韓屋で、昔ながらの風情はそのままに、利便性を高めました。韓屋5棟を客室として使用しており、庭には足湯があって、まるでプライベートプールが付いているかのような印象を与えます。3~4名様で利用できる客室「武陵」・「頭陀」・「湫岩」・「墨湖」・「望祥」には、すべてに三面が開け放しできる板の間が付いており、周辺を一望できます。庭の真ん中には、松の木が植えられた露天足湯があります。松の香りと足湯で、旅の疲れをとってください。それぞれの客室では炊事も可能で、ビデ付きトイレとシャワーブース付きの浴室を完備しています。また、最新の建物であるため、バリアフリー施設も完備しています。障がい者専用の駐車場はもちろん、各建物の玄関の敷居を取り除き、部屋の敷居も低くして利用しやすくなっています。様々な伝統遊びも楽しめるよう、投壷、ユンノリ、チェギ、独楽遊びの道具を用意してあり、韓服を着る体験もできます。周辺の観光地としては、泉谷天然洞窟、湫岩チョッテ岩、望祥海辺、墨湖港、墨湖灯台があり、宿の裏には松林の散策路があります。


全羅北道(全州市 )

明るさの始まり。それが韓屋ゲストハウス「端暻」に込められた意味です。全州市民の礼儀正しく思いやりのある人柄を表現しており、ご宿泊されるお客様には全州に息づく歴史や文化はもちろん、厚い人情にも触れていただきたいという願いが込められています。 端暻は1943年6月に建てられた韓屋で、日本からの解放や韓国戦争、近代化といった激動の時期を経ながらも、原形をそのままとどめています。70年以上の歴史を持つ韓屋の原形を損なうことなく、美しさを磨き上げるとともに使いやすくし、風情と気品がにじみ出ています。端暻に滞在する間、ソンビ(儒生)や朝鮮時代のお嬢様にでもなった気分が味わえます。 入口に植えられた白樺や庭のもみじ、梅の木が季節感を醸し出します。母屋の端室、響室、暻室、離れの別室と茶室は床が板張りになっており、ほのかな木の香りが気分をさわやかにします。庭の向かい側にあるギャラリーは、芸術作品を展示するだけでなく、宿泊客が朝食を食べたりお茶やコーヒーを飲んだりしながら休める空間となっています。ギャラリーの屋上は宿泊客にだけ開放されている特別なスペースで、全州韓屋村が一望でき、ここからの眺めを楽しみながら軽く飲むことができます。


全羅北道(全州市 )

全州慶基殿で毎週土曜の夕方、秘密の扉が開かれます。夜の慶基殿にて100人限定でお届けする特別な時間!月明りの下で感じる朝鮮の歴史、慶基殿「王との散策」」にお越しください。音楽と一杯のお茶がもたらす余裕ある時間と文化遺産解説により美しい韓国・全州を感じることができるイベントです。


全羅北道(全州市 )

全州(チョンジュ)と言えば完山七峰(ワンサンチルボン)、完山七峰と言えば全州を思い浮かぶほど全州の代名詞となっている山がここ完山七峰です。 千年の古都・全州の市街地の南西にある完山七峰の命脈は東方に広がる湖南平野に位置する益山(イクサン)や群山(クンサン)など全羅道を代表する三市廛(してん)へと流れています。由緒ある七星寺(チルソンサ)やきれいな水が湧き出る薬水なども完山七峰の近くにあり風光明媚なところです。 完山七峰の山頂にある八角亭展望台からの眺望は、足元に全州市内の風景が広がり、なんともいえない感じに襲われます。市民の憩いの場所として親しまれている完山七峰ですが、昔から全州の街を守ってくれる地脈があると信じられ、完山七峰を傷つければ災いが起きるとして、古の時代から大切に保護されてきた山でもあります。 全州市の真ん中を流れる全州川(チョンジュチョン)にも近く、素晴らしい景観の杉並木や薬水が湧き出る場所もあり、明け方から完山七峰にやって来る人々の姿が数多く見受けられます。


大邱広域市(中区)

大邱中区路地バスツアーは1日自由利用券1枚で管内の8つのバス停で乗り降りが自由にでき、中区(チュング)の観光を楽しめるユニークなトロリーバス型の都市循環型ツアーバスです。 青羅(チョンナ)バスは路地バスの愛称で、中区を代表する観光地のひとつ・青羅の丘の青羅から取った名称です。金光石キル、青羅の丘、西門市場など大邱中心部の離れ離れになっている有名観光スポットを青羅バスを利用すれば大変便利に周遊でき、いままでにない中区観光をお楽しみ頂けます。


大邱広域市(中区)

古の時代から韓方など薬に関連する業種が多かった大邱(テグ)の街。時の経過とともに街の中心部の薬典(ヤクジョン)通り付近では薬を扱っていた歴史的価値のある建物が次々消滅し、また同時に薬に関連する業種で仕事をする人々や店が急速に減少するなど、昔から薬の取引を行ってきた大邱薬令市では存亡の危機を感じていました。 このような状況に地元自治体である大邱・中区庁では現状を打破すべく、旧イ・ヘヨン整形外科とその周りの敷地を買い入れ、環境にやさしい韓方体験施設・エコ韓方ウェルビーイング体験館を開設しました。 1966年に竣工し当時、大邱を代表する現代的な病院建築として名を馳せたイ・ヘヨン整形外科のオープン当時の姿を最大限活かしリモデリングを実施、人々の動線を考慮し増築を行ったこの建物は、老朽化した建物を再生する都市再生のモデルケースとなっている建造物です。 大邱近代路地ツアーの中間地点にあるエコ韓方ウェルビーイング体験館は、薬令市を訪問する観光客や市民のために開かれた街の中のヒーリング体験スポットとなっている場所です。  


大邱広域市(中区)

チンコルモクは「長い路地」という意味の慶尚道方言で、「長い」を意味する「チルダ」という単語に由来します。 大邱の中心部を囲むように作られた城郭・大邱邑城(テグウプソン)の南門があった旧・大南韓医院交差点を過ぎて鍾路(チョンノ)方面へ50mほど入ると、右手に長く伸びる路地があります。慶尚監営時代から1945年の解放前までこの路地は大邱の土着勢力であった達城徐氏(タルソン・ソシ)の集姓村であったところです。 この路地を通っていけば、当時、軍事・行政の中心であった鍾路を通らなくても慶尚監営、中営まで行くことができました。 チンコルモク沿いの街は日帝強占期、京町(現・鍾路) 、南町(現・南一洞) 、上町(現・布政洞)と呼ばれていました。植民地支配から解放された1945年以降にも資産家や企業家の居住地として脚光を浴びた場所です。