慶尚北道(鬱陵郡)

 竹岩(チュガム)モントル海水浴場(ヘスヨクチャン)鬱陵島には砂浜の海水浴場はありません。鬱陵道の海辺は岩壁なので、海水浴場には玉砂利が広がっており、規模も小さめです。しかし水はとても透明で美しい景色に囲まれています。とりわけ竹岩モントル海水浴場は周辺に三仙岩や観音島といった鬱陵島でも指折りの海の名所があり、鬱陵島で最も美しい海水浴場として知られています。  


慶尚北道(高霊郡 )

高霊大伽倻遺跡地(コリョン・テガヤユジョクチ)はソウルから約4時間のところにある高霊郡全域に広がっています。大伽倻は1世紀頃、韓半島の南側の落東江下流地方で生じ、520年間(A.D.42~562)繁榮して独自の文化を形成しました。しかし、その後6世紀以後に衰退し、一部は新羅(57 B.C.~A.D. 935)に、一部は 百済(18 B.C.~A.D. 660)に吸収されたため忘れられた部族国家となりました。新羅真興王(在位540~576)23年(AD562)に大伽倻郡となり、景德王(在位742~765)16年(AD757)に大伽倻郡から高霊郡へと名前が変わったということです。ここでは、韓国最古の殉葬墓(死んだ人のために多くの人を一緒に生き埋めにすること)である地山洞古墳群、大伽倻王陵展示館、先史時代の代表的な遺跡地である良田洞の岩刻画(宝物第605号)など、さまざまな文化財を見ることができます。 


慶尚北道(慶州市 )

鳳凰台(ポンファンデ)は、路東洞古墳群内にある新羅の時代の古墳です。古墳はその地域の名前や出土した遺物に関する名称で呼ばれるのが一般的ですが、鳳凰台は墓という意味を表す「陵」などの名称もつかず、鳳凰台と呼ばれている点が珍しいです。 墓の直径は82m、高さは22mで墓というよりは裏山のような雰囲気があります。墓の規模から見ると王の墓であると推測されますが、明らかなことは未だ明らかになっておらず、正確な事実は分かりません。  


慶尚北道(鬱陵郡)

山の形が聖なる人に似ていることから聖人峰といいます。年平均300日以上も霧に包まれており、とても神秘的です。頂上の祭壇のような岩は将軍の足跡といわれており、この足跡は左足のため、本土のどこかに右足の足跡があると伝えられています。海抜984mの聖人峰は、兄弟峰、弥勒山、羅里嶺など大小の峰を連ねています。チョウセンブナ、カエデ科の木など貴重な樹木が群落をなしている頂上は、天然記念物第189号に指定されています。山登りは、道洞や苧洞から登り始めることができます。道洞から大願寺を通り、よく使われる登山路を登ると冠帽峰の下の分かれ道に到達します。苧洞から山登りを始めるとチュサゴル渓谷を過ぎ、冠帽峰の下の分かれ道に到達します。苧洞コースは岩の隙間から冷たい風が吹きだす自然のエアコンと、鬱陵島の誇りである蓬莱瀑布を見ることができ、暑い夏にはより脚光を浴びるところです。道洞から冠帽峰を通る登攀コースは3時間以内に頂上に登ることができます。聖人峰は冬景色も壮観です。


慶尚北道(慶州市 )

この陵は新羅第38代・元聖王(在位 785∼798 金敬信)の墓です。慶州市内から蔚山方面に約12キロの距離にあります。円周70メートル、直径21.9メートル、高さ7.7メートルで、稜の周りにある護石には十二支神像が浮き彫りにされており、その周囲を石の手すりで取り囲んでいます。 封墳から若干離れており左右に華表石・文人石・武人石、石獅子が向かい合って立っています。武人石は西域人の顔立ちをしており目を引きます。この墓は唐の陵制度を手本としていますが、護石・十二支神像・手すり・石人・石獣など全ての面で新羅の陵の中で最も完備された形式を備えています。彫刻の手法は新羅王陵の中で最も優れたものとして評価されています。「掛陵」と呼ばれるのは墓の穴を掘る際に水が溜まり棺を掛けて埋めたという伝説からだと言われています。


慶尚北道(慶州市 )

韓国文化芸術の故郷、慶州。そんな慶州に2010年オープンした「慶州芸術の殿堂」は、千年の伝統と現代の多彩な芸術が調和する文化芸術の求心的な役目を果たしています。音響の良い大ホール(1,100席)、スラストステージ形式の小ホール(355席)、公園と調和した野外公演場(800席)など、3つの公演施設とさまざまな展示が可能な大展示室(889平方メートル)、365日善德女王に会える小展示室(335平方メートル)、地下のアルチョンギャラリーで構成されています。その他、講義室、セミナー室、約100人収容可能な会議室、映像資料室、おもちゃ図書館、カフェなどがあります。


慶尚北道(安東市 )


慶尚北道(鬱陵郡)

神秘の島、鬱陵島を空から見渡す独島の日の出展望台ケーブルカー観光道洞薬水公園から望郷峰頂上までケーブルカーに乗って上がると鬱陵八景の1つであるイカ釣り船の漁火を観賞でき、独島展望台で空の晴れた日は独島をみることもできます。日没名所としても有名で、搭乗場の横には独島博物館もあります。*望郷峰定着民達のハン“恨”が残る望郷峰は、108の階段を上り展望台に行くと鬱陵島の精気がたちこめています。特に良い縁を結んでくれると言われ、道洞港と市街地が一目で見渡せます。*海岸展望台約10分ほどの散歩道を歩いていくと、鬱陵島の海岸がすぐ足元に広がり、絶景を後ろにする望郷峰の岩が一層目を引きます。*日没ケーブルカーの頂上で独島を除いた韓国の中で、最も早く日没を観賞できるところです。*独島とても天気の良い日(年中50日)には、92km先にある独島を肉眼で観察できます。*独島博物館西暦512年以降、鬱陵島と共に于山国領土として、韓国の歴史と文化に編入された後、現在まで韓国の固有の領土である資料が所蔵されています。*薬水刺すような味の道洞薬水飲み場がすぐ横にあり、乾いたのどと胃を癒してくれます。


慶尚北道(浦項市 )

浦項は新羅千年の首都慶州と隣接し、その当時の痕跡がたくさん残っています、また、日本軍が早くから出没した場所として多くの城郭が築造されました。その一部はまだ昔の姿のまま残されています。虎尾串の日の出広場の入口に建てられた菜の花団地には毎年4月~5月に菜の花が満開になります。


慶尚北道(栄州市 )

豊基高麗人参は小白山で作られており、品質がよいことで知られる特産品です。10月を過ぎた頃に収穫をはじめ、最も収穫量が多くなる時期に合わせて「栄州豊基高麗人参祭り(ヨンジュプンギインサムチュッチェ)」が開催されます。 ここで生産される高麗人参は、主要成分である「サポニン」が多く含まれており、血圧を安定させガンを防ぎ、疲労回復の効果があります。祭り期間中は、実際に高麗人参を収穫する体験ができるだけでなく、高価な豊基高麗人参で作った料理を無料で試食することもできます。この他にも、栄州地域は、浮石寺や小白山豊基温泉などの観光名所も多く、祭りと観光を同時に楽しむことができます。