全羅南道(麗水市 )

金鰲島(クモド)は多島海(タドヘ)海上国立公園内にある島で、大きなスッポンに似ていたことから命名された島名です。 この島にはピロンキル(비렁길)と呼ばれる自然が作り出した絶景の海岸沿いの道があります。 ピロンは崖を意味するピョランの方言で、海岸に沿って断崖絶壁の岩山のすぐそばに道があります。 島の住民が日常行き来している道をウォーキングコースに衣替えしたのがこのピロンキルの道です。 風光明媚なピロンキルは五つのコース、合わせて18.5Kmのコースとなっており、すべて歩くとおよそ8時間半かかります。 含九味(ハムグミ)から斗浦(トゥポ)に至る1コース、斗浦から織布(チッポ/チクポ)へ続く2コースが代表的なコースとなっています。 ※ 旅のコツ 白也(ペギャ)船着場から含九味(ハムグミ)行き旅客船(フェリー)に乗船して入島、金鰲島ピロンキル1・2コースを歩いて、織布から白也島(ペギャド)へ行く旅客船を利用するのが一般的なコースとなっています。 ※ 生態観光モデル認証選定の背景 金鰲島は希少動植物や生態系がよい状態で保護され残されている島です。島には金鰲島ピロンキルの五つのコースや生態休養スペースがあります。実地訪問評価の結果、風景が素晴らしく、永い間一般の人々が足を踏み入れず、木々の伐採も禁止されていたことから、島固有の植生をはじめ自然生態系がよい状態で残り、管理されています。


忠清南道(公州市 )

石壮里(ソクチャンニ)世界旧石器祭りは、旧石器時代をテーマにした多彩で盛りだくさんの文化・芸術イベントが開催されるお祭りです。会場では旧石器時代にまつわる体験やその時代について学べるお祭りで、毎年5月に開催されています。公演・展示・食べ物市場などさまざまなプログラムも盛りだくさんのお祭りです。


全羅南道(麗水市 )

姑蘇洞(コソドン)壁画村は麗水(ヨス)で最も古い集落で、丘の上にあることから、麗水の海原や突山(トルサン)大橋、コブクソン(亀甲船)大橋が一望できます。 壬辰倭乱(日本で言う「文禄・慶長の役」)の時には忠武公・李舜臣(イ・スンシン)将軍が作戦を立て命令を下した歴史的な場所としても有名です。 2012年麗水エキスポ開催を契機に、麗水市と姑蘇洞の地元住民が協力し合い、町の塀一面にたくさんの壁画を描き、地理的条件も活かし、観光スポットとして一躍脚光を浴びました。 鎮南館(チンナムクァン)から姑蘇洞の丘を歩いて麗水海洋公園に至るまでの道の総延長が1004mで、この「1004」が韓国語で「チョンサ」と読み、「天使(チョンサ)」と同音であることから、天使壁画通りとも言われています。 通りは7つの区間に分かれ、各アリアの塀には麗水エキスポのテーマである「海洋」にまつわる壁画をはじめ、麗水地域の歴史や文化、景色、そして李舜臣将軍や水軍をテーマにした壁画が描かれています。 展望休憩所もあり、しばし足を止めて一休みするのもおすすめです。 壁画村内にある忠武公大捷碑閣もここに来たら見ておきたい史跡です。ここには李舜臣将軍の戦跡を称えた左水営大捷碑(麗水統制李公水軍大捷碑・宝物第571号)や李舜臣将軍の貢献を追慕する堕涙碑(宝物第1288号)があります。 壁画通りが終わるところには麗水海洋公園があります。ここは麗水市民が週末の散策の場所として有名で、特に夜景が美しいことで有名です。


江原道(春川市)

2005年に第1回目を開催し今年で9回目を迎える2019南怡島(ナミソム)世界本の国祭り(NAMI ISLAND INTERNATIONAL CHILDREN'S BOOK FESTIVAL)は、絵本を中心にさまざまな見どころや楽しい各種行事が繰り広げられる文化祭りです。 今年は「暮らしは一編の童話」というサブタイトルで開催され、韓国・デンマーク修交60周年を記念し、童話の国・デンマーク、世界的な童話作家アンデルセンとその作品をメインテーマに、公演や展示、各種体験プログラムなどが繰り広げられます。 お祭り期間中、南怡島全島は来場される皆さんが大いに楽しんで、思い出作りとなる大きな童話の国、本の遊び場に変身します。


大田広域市(東区)

見て食べて買って遊んで楽しめる「トトジュルフェスティバル(토토즐(トトジュル)=토요일, 토요일을 즐겨라(土曜日、土曜日を楽しめ)」は、大田を訪れる人々に楽しんでもらおうと大田市民・商人たちが準備し、毎週土曜日午後6時~午後11時ウヌンジョンイスカイロード、中央市場一帯で開催している夜間フェスティバルです。


京畿道(加平郡)

癒しと休息の都市、加平郡にあるインタラクティブアート専用館「インタラクティブアートミュージアム」。韓国の有名アーティストらが参加したインタラクティブアートは、芸術に最先端科学を組み合わせることで少し難しく感じられる美術を不思議で幻想的な体験ができるように制作された新しい概念の美術コンテンツです。文化芸術的コンテンツと立体的相互作用体験を通じた錯視効果のマルチメディアを活用した五感的体験を同時に経験することができる展示空間となっています。


大邱広域市(中区)

チンコルモクは「長い路地」という意味の慶尚道方言で、「長い」を意味する「チルダ」という単語に由来します。 大邱の中心部を囲むように作られた城郭・大邱邑城(テグウプソン)の南門があった旧・大南韓医院交差点を過ぎて鍾路(チョンノ)方面へ50mほど入ると、右手に長く伸びる路地があります。慶尚監営時代から1945年の解放前までこの路地は大邱の土着勢力であった達城徐氏(タルソン・ソシ)の集姓村であったところです。 この路地を通っていけば、当時、軍事・行政の中心であった鍾路を通らなくても慶尚監営、中営まで行くことができました。 チンコルモク沿いの街は日帝強占期、京町(現・鍾路) 、南町(現・南一洞) 、上町(現・布政洞)と呼ばれていました。植民地支配から解放された1945年以降にも資産家や企業家の居住地として脚光を浴びた場所です。


大邱広域市(中区)

古の時代から韓方など薬に関連する業種が多かった大邱(テグ)の街。時の経過とともに街の中心部の薬典(ヤクジョン)通り付近では薬を扱っていた歴史的価値のある建物が次々消滅し、また同時に薬に関連する業種で仕事をする人々や店が急速に減少するなど、昔から薬の取引を行ってきた大邱薬令市では存亡の危機を感じていました。 このような状況に地元自治体である大邱・中区庁では現状を打破すべく、旧イ・ヘヨン整形外科とその周りの敷地を買い入れ、環境にやさしい韓方体験施設・エコ韓方ウェルビーイング体験館を開設しました。 1966年に竣工し当時、大邱を代表する現代的な病院建築として名を馳せたイ・ヘヨン整形外科のオープン当時の姿を最大限活かしリモデリングを実施、人々の動線を考慮し増築を行ったこの建物は、老朽化した建物を再生する都市再生のモデルケースとなっている建造物です。 大邱近代路地ツアーの中間地点にあるエコ韓方ウェルビーイング体験館は、薬令市を訪問する観光客や市民のために開かれた街の中のヒーリング体験スポットとなっている場所です。  


大邱広域市(中区)

大邱中区路地バスツアーは1日自由利用券1枚で管内の8つのバス停で乗り降りが自由にでき、中区(チュング)の観光を楽しめるユニークなトロリーバス型の都市循環型ツアーバスです。 青羅(チョンナ)バスは路地バスの愛称で、中区を代表する観光地のひとつ・青羅の丘の青羅から取った名称です。金光石キル、青羅の丘、西門市場など大邱中心部の離れ離れになっている有名観光スポットを青羅バスを利用すれば大変便利に周遊でき、いままでにない中区観光をお楽しみ頂けます。


全羅北道(全州市 )

全州(チョンジュ)と言えば完山七峰(ワンサンチルボン)、完山七峰と言えば全州を思い浮かぶほど全州の代名詞となっている山がここ完山七峰です。 千年の古都・全州の市街地の南西にある完山七峰の命脈は東方に広がる湖南平野に位置する益山(イクサン)や群山(クンサン)など全羅道を代表する三市廛(してん)へと流れています。由緒ある七星寺(チルソンサ)やきれいな水が湧き出る薬水なども完山七峰の近くにあり風光明媚なところです。 完山七峰の山頂にある八角亭展望台からの眺望は、足元に全州市内の風景が広がり、なんともいえない感じに襲われます。市民の憩いの場所として親しまれている完山七峰ですが、昔から全州の街を守ってくれる地脈があると信じられ、完山七峰を傷つければ災いが起きるとして、古の時代から大切に保護されてきた山でもあります。 全州市の真ん中を流れる全州川(チョンジュチョン)にも近く、素晴らしい景観の杉並木や薬水が湧き出る場所もあり、明け方から完山七峰にやって来る人々の姿が数多く見受けられます。