仁川(江華郡) , 江華島

江華島の西側の席毛島にある海岸です。約1kmの白い砂浜広がり、海水浴や西海の美しい夕日を見ることができる他、干潟体験もすることができます。潮が引くと姿を現す1kmほどの干潟では、貝、蟹などの干潟に生息する生物を観察できます。近隣にはオリュジョン港やチャンゴ港などがあり、船に乗って船釣りを楽しめ、新羅時代の善徳女王の頃に建てられたと言われる普門寺や磨崖石仏があることから、一年中観光客が絶えない場所でもあります。


仁川(江華郡) , 江華島

江華島南方の華道面長花里から東幕里に続く海岸道路からの日没が最高であると言われています。道路沿いや近隣の飲食店の駐車場に車を停めて日没を鑑賞でき、 分五里墩台からも見ることができます。席毛島からはミンモル海岸やチャングノモ浦口が日没鑑賞スポットです。弓のように曲がった海岸は潮が引くと干潟が姿を現し、貝や蟹などの様々な生き物などを捕まえる干潟体験も楽しめます。2002年江華島の南部と金浦をつなぐ草芝大橋 が開通したことから海水浴場や干潟に遊びに来る人が増えるようになりました。


仁川(甕津郡)

仁川(インチョン)沿岸ふ頭からおよそ44Km南西沖に浮かぶ大伊作島(テイジャクト)。島の北西のすぐそばには付属島の小伊作島(ソイジャクト)もあります。 この大伊作島は面積2.57平方キロメートル、海岸線の総延長およそ18Kmで、島民の数は158人(2001年末現在)にすぎない小さな島ですが、澄んだ海ときれいな砂浜、鬱蒼と生い茂る海松の森など手付かずの素晴らしい自然がある島です。 特に引き潮の時に現れる沖州でも憩いのひとときを過ごすことができ、また静かに釣りを楽しみたい方にも最高の環境の島です。 大伊作島はこれまで人々にあまり知られこなかった島ですが、島民の人情も厚く、大変素晴らしい島です。 島内にはクンプラン(チャンゴル)、チャグンプラン、モクチャンゴル、テノミ(界南=ケナム) の各海水浴場4か所があります。いずれの海水浴場もたいへんうつくしい砂浜が広がり、また遠浅の海水浴場となっています。 特にクンプラン海水浴場ではボートに乗っておよそ500mほど沖に進むと陸地でもなく海でもない砂の砂漠のような沖州にたどり着きます。日に6時間ほどの引き潮の時に東西2.5m、南北1Kmの規模で現れるこの沖州では、海で泳いで楽しんだり潮干狩りもできます。 また島にある小高い山・負児山(プアサン)では、キキョウ、ツルニンジン、アマドコロなどの野草の採取もでき、特に山の頂からの眺めは最高で、島の周囲に浮かぶ紫月島(チャウォルド)、昇鳳島(スンボンド)、小伊作島、徳積島(トクチョクド)などの島々を一望できます。 仁川の港から近く、気軽にトレッキングできることから、美しい風景を楽しめる癒しの観光スポットとしておすすめの島です。 島内の主な観光スポットには、引き潮の時に姿を現し満ち潮になると消える砂の沖州、周囲の島々や西海(ソヘ)の美しい夕陽も眺められる負児山展望台などがあります。


仁川(甕津郡)

「大青島(デチョンド/テチョンド)」は、仁川から北西へ約202キロメートル、壅津半島から南西へ約40キロメートルにあります。ほとんどの住民が漁業に携わり、一部は稲作と畑作を兼業する典型的な漁村地域として、80年代末まではガンギエイ漁が盛んだった場所です。現在もさまざまな種類の魚や海産物がとれ、島全体が釣り場としても有名です。


仁川(甕津郡)

「小青島(ソチョンド)」は仁川から西北へ210キロメートルのところにある大青面に属する島で、朝鮮時代・明宗以前までは小岩島と呼ばれていました。海岸線に沿って奇岩怪石を見ることができる他、沖釣りができる地域としてゆったりとした夏を過ごすには最適の場所です。住民のほとんどは漁業に携わる典型的な漁村で、島全体が釣り場として知られています。


仁川(江華郡) , 江華島

「江華(カンファ)ワカサギ祭り」が開催される黄清(ファンチョン)貯水池は景観の美しさでよく知られている場所で、夏にはフナ釣り、冬にはワカサギ釣りが楽しめます。この祭りでは、ワカサギ釣りの他にソリや氷の自転車など、様々な体験プログラムが準備されています。


仁川(江華郡)

「江華石水門(カンファソクスムン)」は江華邑の中心部を流れる東洛川に設けられた江華山城の2つの水門のうちのひとつ(上水門)です。1709年~1711年に江華山城を造る際に設置されました。花崗岩造りで3つの虹模様をした虹霓門(アーチ型門)で、長さ18.2メートル、高さ2.7メートル、アーチの高さ1.7メートル、幅3メートルです。1910年まで甲串里東洛川河口の橋として使われていましたが、1977年には下水門の場所に移築、1993年には東洛川覆蓋工事のため元の上水門の場所に移転復元、最近になって西門に移され現在に至ります。


仁川(江華郡) , 江華島

「江華歴史博物館」は2010年に開館しました。世界文化遺産に指定された史跡第137号の江華島支石墓公園に位置しています。ここでは、江華島で出土した遺物などを中心として先史時代から近現代までの江華島の歴史と文化を体系的に展示、保存、研究するために建てられました。


仁川(西区) , 仁川市街地

永宗大橋(ヨンジョンデギョ)は、仁川国際空港がある永宗島(ヨンジョンド)と獐島(チャンド)を繋ぐ橋です。長さは4.4km、道路と鉄道が通っており、橋の下を1万トン級の船舶が通過できるようになっています。世界初の3次元自定式つり橋で、強風や地震にも耐えられるように設計されています。韓国の土木建築物としては初めて日本の土木学会田中賞を受賞しました。


仁川(甕津郡)

仁川から145キロメートル離れた延坪島(ヨンピョンド)は、西海(ソヘ)の最北端にある島で船でのみ行くことができる離島です。海を隔てて北韓側の甕津(オンジン)半島の釜浦里(プポリ)まで、わずか10キロメートルほどと大変近く、また西海最大の漁港がある島としても有名です。 黄海道(ファンヘド)海州(ヘジュ)の首陽山(スヤンサン)から数えて7番目にあるこの延坪島は、昔ながらの姿を残す、もの静かな島で、平坦に広がる地形ということで「延坪島」と名付けられています。 また、北韓が目と鼻の先にあり前哨防衛基地としての役割を果たしている島です。 特に1999年の延坪海戦以降、一般の人々にも広く知られる島となりました。現在では夏の避暑地としても脚光を浴びている島です。 このような環境にある延坪島は島全体が安保体験場となっている島です。北韓からの砲撃を受けた延坪砲撃の現場がそのまま残され、また延坪海戦の戦死者を追悼する平和公園もあり、南北分断の痛みを直接感じられる場所です。 このほか延坪島平和祈願トゥルレキルというトレッキングコースも整備され、トレッキングとともに安保観光地を歩いて巡ることができます。島の北側のトゥレキルからは対岸の北韓の地も一望できます。 延坪島はかつて韓国一のイシモチの漁場として名を馳せ海上で魚の取引が行われる波市(パシ)で有名なところでした。それもそのはず、この島は、朝鮮時代の名将・林慶業(イム・ギョンオプ) 将軍が丙子胡乱(1636-1637年)のときに清を討つため明へ赴く途中、延坪島にしばし滞在し、 茨の木を使ってイシモチ漁を行ったという逸話が残されているほどイシモチが獲れたといいます。 林慶業将軍を祀っている祠堂・忠愍祠(チュンミンサ)で島の漁民らが村の祠や船の安泰を願い、太鼓や鉦などを鳴らし船の安全を祈願する豊漁祭(文化観光商品)を毎年3月ごろに行っています。村の入口にはこのイシモチの島を記念する銅像があり、 展望台やイシモチ歴史館を開館し、島に残る伝統文化に再び焦点を当てる努力を行っています。 [大延坪島] 朝鮮時代の仁祖14(1636)年、林慶業将軍からイシモチ漁を教えたもらったと伝えられ、1968年までイシモチの波市が盛んに行われていました。現在では島の周囲の海域では、ワタリガニや牡蠣、アサリなどを主に獲っています。大延坪島周辺には小延坪島や4つの無人島があり、豊漁祭などの伝統的な民俗伝統文化が口伝てで伝承されています。 [小延坪島] 島の全域がスズキ、クロイソ、ヒラメ、ボラの釣り場として有名で、また島全体が巨大なチタン鉱山となっています。島に残る民俗芸能としてはニナニ打令(タリョン)が口伝えで伝承されており、また豊漁祭を毎年行っています。 [おすすめの観光スポット] * 安保教育場 -延坪里にある安保教育場は安保教育館と攻撃を受けた建物の保存区域の2ヶ所から構成されています。地上2階・地下1階建ての安保教育館は三つの展示室と3D映像館、防空壕体験室などがあり、様々な見学や体験ができます。1階には砲撃被害展示及び追慕室、2階には安保体験及び教育室があります。安保教育館の内部と外部(2階)では当時の砲撃で被害を受けた建物が現状保存されており見学も可能で、延坪島砲撃当時の惨状を知ることができます。 * 九里洞海水浴場 - 九里洞(クリドン)海水浴場は延坪島の北西にある天然の海水浴場で、北韓の海岸が対岸に見える白い砂浜が幅200m・全長1kmに及び続いています。奇岩怪石、白石、砂浜が広がる海岸で砂がさらさらで海辺にある海松とともに素晴らしい景色をなしており、真夏の海水浴を楽しむのにおすすめの場所です。 * 忠愍祠 (郷土遺跡第1号)- 朝鮮時代中期の名将・林慶業将軍の祠堂で、林慶業将軍が丙子胡乱の恥辱を受け、清を討つため明に行く途中、延坪島に立ち寄り水と食糧を確保するため、大量の茨の木を刈り、延坪島の南にある小島・現在のタンソム(堂島=タンド)の南のアンモクという場所の海に差し、引き潮時に名も分からない魚を沢山獲ったという言い伝えがあり、これが延坪島でのイシモチ漁の始まりと言われています。いまでは毎年春になると島民総出で豊漁を祈願する豊漁祭を行っています。 * 観光展望台(イシモチ歴史館) - 延坪島の歴史やイシモチ漁に再び焦点を当て、これからの延坪島を背負う若者達の教育の場所として活用する目的で、2001年に建設されたのがこの場所です。北韓の地の空を赤く染める夕焼けが大変美しく、故郷を追われて南へやってきた失郷民の人々のこころをしみじみとさせる場所です。展望台からは1999年6月15日勃発した南北韓の間での交戦・西海交戦の現場を臨むこともできます。 * 屏風岩(鳥石海岸) - あたかも屏風のような岩であることから屏風岩と名名付けられたこの岩。周辺にはチタン鉱山もあるほか、周囲の岩石が磨耗し石となり海辺に円石(丸石=鳥石[オソク]/黒曜石)が集まる、別名「鳥石海岸(オソクヘアン)」が広がっています。引き潮の時に現れる黒石は水石を愛好する収集家も一目置くほどの名物となっています。表面が熱せられた石で埋め尽くされる海岸を裸足で歩くと。指圧効果や温浴効果も期待でき、おすすめです。 * オルグルパウィ(顔岩) - 大延坪島南方6.4kmにある小延坪島の東南方向にあり、人の横顔に似ていることからオルグル=顔、パウィ=岩、顔岩と呼ばれています。延坪島を代表する岩礁としてよく知られています。旅客船に乗って小延坪島にやってくると、まず最初に観光客の目に入ってくるのがこの岩です。