自然環境に恵まれ、先史時代の歴史遺物の豊かな始興市は、首都圏で唯一、生態都市へと生まれ変わる大きな可能性を秘め、豊かな海を誇る、首都圏住民に愛される地域です。このような始興市の西側の浜辺に位置する鳥耳島は、島の形が「カラスの耳」に見えるということで名付けられたといい、また、島全体に貝塚が分布しています。鳥耳島貝塚は、西海岸最大規模の貝塚で、朝鮮半島における新石器文化の南北関係の流れが分かる唯一の遺跡であるとともに、内陸地方と新石器文化の南北交流の関係、そして西海岸干潟地帯の新石器時代における海岸適応過程がわかる遺跡です。