京畿道(竜仁市) , 龍仁

ウェンットク村は輸入開放と消費減少により危機を迎えている米農業を育成し、米の消費を促進するために造成され、伝統トク(餅)を再現するスローフード体験村です。韓国の土地で育った優秀な食材を利用して作る伝統トク(餅)や料理を吟味し、消えゆく歴史や伝統文化を感じながら自然の姿をそのまま保存する農村体験活動など、さまざまな楽しみどころがあります。


ソウル(鍾路区)

「死を覚悟し戦えば生き残り、生き残ろうとすれば戦いを避け死に至らしめる」[乱中日記]1597年9月15日 「忠武公物語(チュンムゴンイヤギ)」は、李舜臣将軍の生涯と業績を展示した記念館です。先端デジタル技術と展示技法を混合活用し、李舜臣将軍の愛国心と民を愛する精神、壬辰倭乱における劇的な海戦勝利などの話を通じて将軍の業績と人間的な一面を知ることができるように工夫されています。


全羅北道(南原市 )

智異山の生態系保全運動や智異山圏の住民と共に代案運動を繰り広げてきた「智異山生命連帯」が2007年に設立した「社団法人森の道」は、智異山の麓の村々を繋ぐ道を保存する活動を続けてきました。智異山トゥルレキルは智異山を囲む3道(全羅北道、全羅南道、慶尚南道)、5市郡(南原、求禮、河東、山清、咸陽)、16町村80ヶ所を繋ぐ300km余りの長距離コースです。各種資源調査や整備などを経て、2011年に完成しました。 


慶尚南道(河東郡 )

慶尚南道河東郡智異山の麓にある茶文化センターは河東郡名物の野生緑茶の普及を目的に設立されました。茶文化センターはお茶の栽培地である河東郡が、茶文化の伝統を継承・発展させ、河東緑茶の素晴らしさを広めようと、栽培地と双渓寺に隣接した場所に建てられています。河東茶文化センターには、河東茶の歴史と文化を理解し、茶の神秘を体験する茶文化展示館や伝統作法体験、河東緑茶茶礼体験ができる「茶体験館」、河東の伝統陶芸を体験する「陶磁器体験場」、様々な名品河東茶を購入できる販売コーナーがあります。また、茶文化広場には河東茶の歴史を時代別に紹介する御茶園や茶村ジョン・サング詩碑があり、年間を通して観光客の憩い場として利用されています。文化体育観光部が指定する河東野生緑茶文化祭りも毎年開催されています。


京畿道(驪州市) , 驪州

朝鮮第26代高宗皇帝の夫人であった明成皇后 (ミョンソン・ファンフ)が、生まれてから8才まで暮らした『明成皇后 生家(ミョンソンファンフ・センガ)』は、現在記念館と共に一般公開されています。明成皇后は1895年10月8日の明け方、日本人によって暗殺され、一生を終えなければならなかった悲運の王妃で、優れた外交力と朝鮮の自主性を守るために開放と改革を推し進めていた人物です。しかし日本の統治下で明成皇后は嫉妬深く、欲深い悪女だというように誤って知らされていましたが、その後様々な資料を通して、彼女の偉大さが世の中に知らされることになりました。現在はドラマ化やミュージカル化によって親しまれるようになり、彼女に対する誤解はほとんど解けました。『明成皇后 生家』は1995年に復元工事を終え、現在は門脇部屋と居間、離れ家の3軒であり、明成皇后が幼い頃に勉強した部屋があったところには、明成皇后誕生記念碑が建てられています。生家の前には記念館が建てられ、明成皇后に関する資料や遺品などが展示されています。また、161席ある公演会場もあり、明成皇后に関する映像を上映しています。


慶尚北道(浦項市 )

浦項は新羅千年の首都慶州と隣接し、その当時の痕跡がたくさん残っています、また、日本軍が早くから出没した場所として多くの城郭が築造されました。その一部はまだ昔の姿のまま残されています。虎尾串の日の出広場の入口に建てられた菜の花団地には毎年4月~5月に菜の花が満開になります。


慶尚南道(陜川郡 )

伽倻山(カヤサン)は主峯である上王峰を中心に海抜1,000mを超える高峰がまるで屏風を広げたようにつながる絶景が韓国八景の一つに数えられる山です。1972年には韓国で9番目に国立公園(クンニプコンウォン)に指定されており、南西側に位置する海印寺は韓国三大寺刹の一つで、ユネスコの文化遺産に登録されている八万大蔵経(国宝32号)があり、他にも蔵経閣(国宝52号)、石彫如来立像(宝物518号)、般若寺元景王師碑(宝物128号)など国宝級の文化財が多くあります。 また伽倻山は山勢秀麗であることでも有名で、その中でも紅葉がたいへん紅く渓谷の水が赤く見えるという紅流洞渓谷は、周囲の千年老松とともに絶景を作り出し、秋にはたくさんの観光客が訪れる所。また紅流洞南側の南山第一峯(1,010m)は千個の仏像が稜線を覆っているように見えることから仏家では千仏山と呼んでいて、日帰り登山コースとして人気があります。  


仁川(西区) , 仁川市街地

永宗大橋(ヨンジョンデギョ)は、仁川国際空港がある永宗島(ヨンジョンド)と獐島(チャンド)を繋ぐ橋です。長さは4.4km、道路と鉄道が通っており、橋の下を1万トン級の船舶が通過できるようになっています。世界初の3次元自定式つり橋で、強風や地震にも耐えられるように設計されています。韓国の土木建築物としては初めて日本の土木学会田中賞を受賞しました。


江原道(襄陽郡)

東海岸の三大海水浴場の一つである洛山海岸 (ナクサンヘビョン) は1963年に開場して以来、毎年夏になると多くの人々が訪れます。うっそうとした松林の奥の方に4キロメートルの白砂浜が広がっており、水深が1.5メートル ~ 70メートルと低めで、海水浴場としての条件も良いといわれています。さらに、海水浴場付近には関東八景の一つである洛山寺 (ナクサンサ) や義湘台 (ウィサンデ) などの観光地もあり、より一層人気を集めています。四季が美しい雪嶽山 (ソラクサン) も車で10分あれば行け、新鮮な海産物を楽しむことができる前津港 (チョンジンハン) も車で5分のところにあります。


慶尚南道(居昌郡 )

蔚山博物館(ウルサンパンムルグァン)は、蔚山の過去と現在、未来をテーマにした蔚山の先史時代から近代までの発展史を展示した歴史館、韓国の産業首都である蔚山の現状を知ることができる産業史館、蔚山に関するあらゆることを感じることができる教育の場であるヘウリ館(子ども体験館)などから構成されており、蔚山の文化のタイムマシーンであると共に、蔚山の市民のアイデンティティを感じることができる空間です。 エコ博物館を目指す蔚山博物館は、高水準の展示と保存空間を有しており、歴史文化を継承・保存することで明るい未来像を提示している、研究と学習、教育の機能が強化された21世紀型の博物館です。 ※オープン:2011年6月22日