ソウル(中区) , 市庁・光化門

徳寿宮トルダムキルは、歩行者のための歩道と車道が共存する約900mの街路樹通りです。徳寿宮と調和した歴史的景観とロマンチックな雰囲気が漂う徳寿宮トルダムキルは市民の休息空間であると共にカップルのデートコースにもなっています。周辺にはソウル市立美術館やソウル歴史博物館などの文化施設もあります。


ソウル(中区) , 市庁・光化門

正殿の中和殿が建てられる前までは仁化(インファ)門を使用していましたが、1902年、宮殿を大きく中宮殿にしてから中和殿と中和門、そして外三門である朝元門を建て、法殿の体制を整えました。そして仁和門があった場所には建極(コングク)門を建て、朝元(チョウォン)門の東に大漢(デハン)門を建て、正門として使用しました。1904年(光武8)に再建してから大漢門と呼び改めました。貞洞を東に眺める正門として、石段の上に三門を作って建てました。現在の門は道路拡大に押されて後ろに狭まれ、石段は道路下に埋没しています。屋根は遇進閣(ウジンガク)瓦屋根で、普通、正門は敦化(ドンファ)門や弘化(ホンファ)門のような重門ですが、この門だけは単層になっており、これは中和殿が単層で再建されたことに従って調和をとるために構成されたものと見られています。


ソウル(中区) , 市庁・光化門

ソウルの中心地に位置する徳寿宮(トクスグン)は、朝鮮時代・成宗(1469-1494)の兄である月山大君(1454-1488)の住まいだったところです。徳寿宮が宮殿としての顔を持つようになったのは光海君(1575-1641)が即位して1611年に「慶運宮」と名付けてからのことで、その後、高宗が1907年、王位を純宗に継がせた後、ここに住むようになり、高宗の長寿を願うという意味の「徳寿宮」と呼ばれるようになりました。 徳寿宮の入り口である大漢門を通ると禁川があり、王の駕籠が渡れるほどの幅の禁川橋があります。 中和殿 法殿である中和殿は長い歴史を物語るような古風な建物。内部の天井には2匹の龍が描かれていますが、この爪の数は7本となっています。これは龍の爪の数が中国、韓国を問わず大部分が5本で王を表すのに対し、7つは皇帝を象徴するという意味を持っています(※中和殿は土・日9:00~16:00まで開放)。 即祚堂 即祚堂は光海君と仁祖(1595-1649)が即位式を行った場所。即祚堂の扁額は高宗が1905年に皇帝に即位した後、直接書いたものです。 咸寧殿 咸寧殿は高宗の寝殿で「咸寧」という名前は高宗が国の平安を祈願し付けられた名前で、中心を境に東側は皇帝の部屋、西側は皇后の部屋になっています。 静観軒 静観軒は1900年に建てられた最初の西洋式建物で、ここは高宗がコーヒーを飲みながら余暇を楽しんだと言われており、裏側にはロシア公園に通じていた狭く長い秘密地下通路が今も残っています。 石造殿 石造殿は静観軒とともに現在、慶運宮に残っている西洋式建物で、英国人が英国の資材で建設を進める中、1905年に日本に主導権が渡り1910年に完成したという経緯があります。そして高宗が他界した後、石造殿は日本美術品の展示館として一般人に公開され、1946年5月には米ソ共同委員会がここで開かれたりもした意義深い所でもあります。現在、石造殿東館は宮中遺物展示館が、西館は国立現代美術館分館が入っています。 重明殿 重明殿はロシアの建築家Seredin Sabatinの設計によるもので、1897年から1901年にかけて建設された皇室図書館です。2階建ての西洋式の建物で、初めは漱玉軒と呼ばれていました。2009年12月に復元が完成し、2010年8月から展示館として一般公開されています。 重明殿の観覧に関するお問い合わせ +82-2-732-7524 平日:午前中は自由観覧、13:00、14:00、15:00、16:00(午後の観覧は事前にインターネットで要予約) 週末:10:00、11:00、13:00、14:00、15:00、16:00(週末の観覧は事前にインターネットで要予約) 


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徳寿宮美術館は韓国の近代美術の形成と展開過程を体系化し、近代美術に現れる美意識と歴史観を定立することで、究極の韓国の民族の文化的アイデンティティーを具現化するために設立されました。徳寿宮美術館は近代美術専門機関として、近代美術の調査、研究、近代美術関連企画展および所蔵品展示、各種教育プログラムの開発と運営、学術活動や出版、近代美術関連情報の国際的交流など、様々な事業を推進しています。1998年に開館以来、2005年まで計38回の企画および所蔵品展示を開催しており、約250万人の観覧客が美術館を訪れました。それだけでなく、作品説明会、講演会などの学術行事を開催し、美術全般に関する理解を助けており、多様な教育プログラムを開発・運営し都心の中に位置した複合文化空間としての役割りを遂行しています。


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歴史専門家の徹底した考証を基本に、1996年から王宮守門将交代儀式(ワングンスムンジャン・キョデイシク)が一般に公開されています。徳寿宮(トクスグン)大漢門の前で行われる王宮守門将交代儀式は、イギリス王室の近衛兵交代儀式と同様、韓国伝統の宮中文化再現イベントで、王室文化を直接体験しづらい最近では貴重な観光スポットになっています。守門将は宮殿の門の開閉や警備、巡察などを任されていて、1日3回固有の衣装をまとった守門将の交代儀式が行われています。 紹介 : 徳寿宮大漢門前で再現される王宮守門将交代儀式は必見です。午前11時から11時半、午後2時から2時半、午後3時30分から4時までの1日3回、30分間同じ順序どおりに行われているので、希望する時間に訪問し是非見学しましょう。観覧は無料で、毎週月曜日と暑さや寒さの厳しい日には行われません。 王宮守門将交代儀式は、様々な伝統楽器の合図で交代組が登場するところからスタートします。まず決まった暗号をお互いに交換し、味方かどうかを確認します。その後約8分間の守衛儀式、7分間の交代儀式、そして最後に礼を終え、巡察に向かうことで儀式は終わります。6つの官職の兵士18名が太鼓を叩き、大声で儀式を行う姿からは迫真そのものです。 ポイント : 韓国伝統の宮中文化イベントの王宮守門将交代儀式は、韓国でなかなか見る事のない伝統的な姿を見ることができる絶好の機会です。また、兵士達の華麗で原色の鮮やかな伝統衣装もまた十分に見どころがあります。そのため、兵士たちをバックに写真を撮るのは必須です。交代儀式の兵士たちと記念写真は撮れませんが、兵士と宮殿を背景に、また交代儀式が終わった後、宮を守っている守門将の横に立って写真撮影をすることは可能です。交代儀式を見物した後は、宮殿の中に入って韓国的な美しさを更に満喫してみましょう。


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